Kamiの本棚

筆者が読んだオススメの本を紹介します。人生に彩を。

人魚の眠る家/東野圭吾

どーも。Kamiです。

 

このブログを読んでくださっている方は独身の方でしょうか?

それとも既婚者の方でしょうか?

 

 僕はまだ結婚相手から探さないといけない状況ではあるんですけど、結婚願望はあります。

子供も欲しいと思っています。

まぁ僕のどうでもいい願望は置いといて、父として母としてすごく考えさせられる小説を読んだので、紹介させて頂きます。

 

人魚の眠る家』です。著者は東野圭吾さん。

最近、映画にもなりましたね。

日本で一番有名なんじゃないかってぐらい有名な作家さんですが、やっぱり面白い。

どの本を読んでも引き込まれていきます。

個人的にですが、東野さんの小説は当たり外れがあると思ってて、内容に引き込まれる分、暗い話を読んでたら、身近に起こったことかのように気が沈んでしまいます。(笑)

僕は通勤時間にも本を読むんですが、小説の内容によっては、仕事のモチベーションが変わってしまうので、あんまり重い内容は休みの日に読んでいます。(笑)

本作は人によっては重い部分もあるかと思いますが、重くなりすぎず、かつメッセージ性もあるため、すごく考えさせられる内容となっています。

また、『脳死』の定義が各国により異なることや海外での移植手術がなぜあんなに高額なのかなど、単純に教養として知識が深められるので読んで損はないと思います。

 さて、内容ですが…

 

主人公は播磨和昌(はりまかずまさ)。

父が起こした会社ハリマテクスの2代目社長。

もともとは、事務機器メーカーだったが、コンピューターが普及し始めた頃、流れに乗りコンピューター業界に進出したことが功を奏し、業界では中堅クラスの企業となっていた。

仕事は順調な和昌だったが、妻の薫子(かおるこ)との仲は冷え切り、別居中だった。

子供は長女の瑞穂(みずほ)と生人(いくと)の二人の姉弟に恵まれていたが、瑞穂が小学校受験することとなり、その受験が終わると離婚すると約束していた。

そんなある日、薫子の母(和昌の義母)から「薫子がプールで溺れた」と電話が入る。

薫子が病院に駆けつけると、瑞穂は心臓は動いているが、脳が機能していない状態と説明を受ける。

さらに、もし脳死と診断された場合は臓器提供の意思があるかと確認される。

一度は臓器提供の意思を示した二人だったが、瑞穂が死んだことが信じられない薫子は娘とこのまま生活することを決意する。

母の愛情はこれほど強固なのか?それとも狂気なのか?

『生きる』とは?『死ぬ』とは?

様々な感情が交錯するヒューマンミステリー。

 

この小説を読んで、僕は改めて知らないことばっかりだなと感じました。

そして、やっぱり母は強しです。

街中でもたまに募金活動されてる方もいらっしゃいますが、微力ながら力になりたいと思います。

価値観が広がる小説なのでぜひ読んでみてください。

では(^^)/~~