本格サスペンスミステリー【13階段/高野和明】
どーも。Kamiです。
今日はせっかくの日曜日なのに雨ですね。
でもこんな雨の日は、雨の音を聞きながら家でゆっくり読書するのもいいですよね。
僕の場合は家で読書すると横になってしまい、そのまま寝ちゃうことが多いんですけど。
さて、今日紹介する本は、高野和明さん著書の『13階段』です。
本書は第47回江戸川乱歩賞に選出されています。
僕は以前は、あまりミステリーやサスペンスといったジャンルは、ちょっとグロそうだったり、怖そうだったりであまり読まなかったんですけど、東野圭吾さんの小説を読んでミステリーにドはまりしました。
人によって面白いと感じる部分は違うと思いますが、僕はドキドキ感だったり、予想を裏切られる結末だったり、次のページが気になってしまうところがミステリーの面白さだと思います。
本書の『13階段』もそういったスリル満載の内容となっています。
主人公は三上純一。
2年前とあるバーで働いていると、その場にいた客の佐村恭介に「目つきが気に入らない」などと因縁をつけられ、胸ぐらをつかまれた。
純一はその場から逃れようとするが、佐村はそれでも掴みかかってきた。
必死になり佐村に体当たりをすると、運悪く相手が椅子に躓き後頭部を床にたたきつけ死亡してしまった。
その後、約2年間の服役を経て出所することとなった。
久しぶりに実家に帰った純一だったが、被害者への損害賠償などで、家族の人生までも奪っていたことを知り、取り返しのつかないことをしてしまったと絶句する。
そんな純一のもとにある男から一緒に仕事をしないかと誘われる。
その男とは、刑務所で純一がお世話になった南郷正二(なんごうしょうじ)だった。
仕事内容は死刑判決を受けた受刑者、樹原亮(きはらりょう)の冤罪を晴らすこと。
しかも成功の報奨金は1千万円。
家族が払ってくれている賠償金の返済の手助けになればと思い、純一は仕事を受けることを決意する。
しかし、前科がある純一の調査は苦難の連続だった。
樹原の死刑執行の時間が迫る中、 純一は冤罪を晴らすことができるのか?
13階段の意味とは?
運命と使命とが交錯する、珠玉の本格サスペンスミステリー。
本書は死刑の緊迫感がひしひしと伝わってきます。
裁判員裁判が行われている昨今、犯罪について考えるきっかけにどうですか?
ぜひ読んでみてください。
ではまた(^^)/~