拳に聞け!/塩田武士
どーも。Kamiです。
いきなりですが、皆さん、夢はありますか?
夢とまでは言わなくても、やってみたいことでもいいです。
ちなみに僕はあります。
...って言っても、そんなに大げさなものじゃなくて、『ウユニ塩湖に行ってみたい』とか『スカイダイビングしてみたい』というようなちょっとした願望ですけど(-_-;)
あっ!小説を出版したいです。( ー`дー´)キリッ(笑)
人それぞれ人生の道は違いますが、やってみたいけどまだできてないことや、まだ何をしたいかはっきりと決まっていない人もいると思います。
人生の正解なんかありませんが、やりたいことがある人でも、ない人でもちょっとだけ前に進むために背中を押してくれる本、それが今回紹介する小説『拳に聞け!』です。
著者は塩田武士さん。
『罪の声』というグリコ・森永事件をテーマにした小説の著者なので、知ってる方もいると思います。
主人公は池上省吾。
舞台は大阪。便利屋でアルバイトをする省吾は狭苦しいボクシングジムの前に佇む女性、高島優香と出会う。
最初はちょっとした下心で優香に近づいた省吾だったが、優香がボクシングジムのオーナー新田貞次郎にジムからの立ち退きを催促していることを知る。
それを知った省吾は、お金になると思い、優香と手を組んで貞次郎をボクシングジムから立ち退きするよう迫ることに協力する。
しかしそのジム唯一の練習生で貞次郎の息子である勇気の練習姿を見て、徐々に省吾の気持ちに変化が現れる。
勇気を応援しようと決めるのであった。
同時に省吾は自分の背負う過去とのケジメをつけることを決意する。
周りからのたくさんの期待を背負う勇気は期待に応えることができるのか?
ボクシングジムの運命は?
忘れていた思いが溢れ出す熱い人間ドラマ。
この小説は笑いあり(ほんとに吹き出します(笑))、熱くなれるところありで本当に面白いです。
『最近面白くないなぁ』って時にちょっとやる気を出させてくれます。
ぜひ読んでみてください。
ではまた(^^)/~~