代償/井岡瞬
どーも。Kamiです。
読み貯めした本がたくさんあるので、時間のある日は次々更新していきたいと思います。
早速ですが今回紹介する本は井岡瞬さんの『代償』です。
僕は井岡瞬さんの小説を読んだのはこの作品が初めてなんですが、これが面白い。
ページをめくる手が止まりません。一気に読んでしまいました。
主人公は平凡な家庭に生まれた奥山圭輔(おくやまけいすけ)。
小学6年生の頃、ある不幸な事故をきっかけに遠縁にあたる浅沼達也(あさぬまたつや)の家で暮らすこととなった。
達也は体格がよく圭輔には苦手な存在だった。
また達也の母親、道子は圭輔に着るものも食べるものもまともに与えず、半ば奴隷のように扱った。
そんな中、圭輔は浅沼家の違和感を感じ始める。
その後、過酷な思春期を送った圭輔は成長し弁護士になる。
そこにとある依頼が舞い込んでくる。なんと以前一緒に暮らした達也からの弁護の依頼だった。
圭輔は忌まわしき過去とどう対峙していくのか?
巧妙に仕組まれた罠と悪が交錯するサスペンスミステリー。
この本はとびっきりの『悪』との戦いです。
僕は性善説を信じている方ですが、本当に賢い人が道徳とか倫理をなくしたらこんなモンスターが現れるのかもしれません。
二転三転する巧妙な罠にきっと皆さんも騙されることでしょう。
ぜひ読んでみてください。
それでは(^^)/~~