大きな音が聞こえるか/坂木司
どーも。Kamiです。
皆さんは趣味はありますか?
何かスポーツだったり釣りだったり、ゴルフだったり、麻雀でも。
僕は専ら読書ですね。最近ではブログも趣味に入るのかな。
でもちょっと暖かくなってきたので、アウトドアな趣味も見つけたいなとぼんやりと思っていたりもします。
あと、趣味とはちょっと違うかもしれないけど、海外はまだ行ったことないんで、いろんな国に旅行も行きたいですね。
そんな新しいこと、やってみたいことを最初にする時ってなんかわくわくしますよね。
そのわくわく、ドキドキの気持ちを思いださせてくれる小説が今回紹介する『大きな音が聞こえるか』です。
著者は坂木司さん。
主人公は八田泳(はったえい)。
時間を持て余す、高校1年生。退屈な毎日の中での唯一の趣味はサーフィン。
父は八田淳一。ちょっとチャラくて飽き性のIT系会社社長。母、洋子はバブル時代ディスコで踊っていたという元ボディコンスタイルの専業主婦。
夫婦仲も円満で、金銭的にも不自由はしていない幸せな家庭。
だが、泳にはある1つの悩みがあった。
それは、なりたいタイプの大人がいないことである。
泳はなんとなく、将来は大きな波もなく平凡に社会人になるんだろうなと考えつつも、何か刺激的な出来事を望んでいた。
夢中になれるものを探すべく、ネットサーフィンで普段クリックしないようなページに飛んでみる。
次々とページを進むと最後は英語のページになり、そこで断念してしまう。
再度違うページから飛んでも、やっぱり英語のページになってしまう。
そこでふと、世界に出てみるべきではないのかと考える。
そんなもやもやした中でも、昔から続けているサーフィンに行く習慣は残っていた。
泳がいつも行く海には毎日ボードに揺られている名前も年齢も住所も不明の老人、”仙人”がいた。
ある日、いつものように海に出ると、仙人に「この世界には終わらない波がある」と教えられる。
それが、アマゾン川の河口に海が逆流する現象”ポロロッカ”であった。
泳の中で何かが弾けた。
「アマゾンに行って、この波に乗ってみたい」
そう決意した泳の前には多くの障壁が立ちはだかる。
泳は無事にポロロッカまで辿り着くことができるのか?
1人の少年の成長と挑戦にドキドキとわくわくが止まらない青春小説。
この本は、正直ちょっと分厚いです。
700ページ以上あります。
ただ僕自身、ここ最近読んだ小説の中ではトップクラスに面白かったです。
読み終えるのが嫌になるぐらいでしたが、先が気になってあっという間に読み終えてしまいました。
自身の青春時代と照らし合わせて、共感できる部分もあったり、特に後半になると、わくわくが止まらないです。
いろいろ言いたいことがあるのにうまく伝えきれないですが、とにかく面白いです。(笑)
ぜひ、読んでみてください。
では(^^)/~~